今回は2年前の発足当時のお話です。

6月中旬にデザインレビュー (計画評価会議)をやると予告しました。
要は、計画を決定しようということです。

ガレージ作りに参加するか否かは計画の内容によると思いますが、
この計画が決まらなくてはいつまでたっても判断できませんよね。

そこで、計画を決定し、この決定計画で各自判断して参加表明して下さいってことです。


共同プロジェクトは、もちろんいいことばかりではありません。
お金もそうですが、セルフビルドのため労力だってかかります。
出来上がった建物を使う権利とともに、維持などの義務も発生します。
そこで、権利と義務を全て文書化して、きちんと認識した上で参加してねっていう重要な会議です。

まずは、権利から。
当然のことながら、建てたガレージを自由に使えるという権利です。
もちろん、敷地を借りて、また建物も共同所有になるので一定の決まりはあります。

そして、義務。
建設と維持に関わる労力の提供と、資金の提供です。

これの草案を作るとき、設定しなくてははならない前提条件がありました。
それは、

いつまで維持するの?

です。 

そこで、コレを20年として全ての計画を立てました。

難しいことをやっているようですが、案外簡単です。
要は、資材や工法を20年もつものを採用しよう、ってことです。

たとえば、資材。
A 耐用年数10年 5万円
B 同20年 10万円
C 同30年 15万円 
のものがあったら、Bを採用しましょうってことです。

前置きが長くなりました。
計画の発表です。

設計図を3Dにしたものがこれ。この建物を使えることが「権利」です。
・外観
イメージ072

当初のバンガロー計画から、だいぶ大きくなりました!
ロフト付きガレージです。
・室内
イメージ073


・1Fの間取り
イメージ075

入り口から広がる、バイクを置く土間、その先にはリビングとなる床が広がり、
さらに階段(当初の設計ではハシゴでしたが、その設計図は残っていませんでした)を上がると、
・2F間取り
イメージ076
ロフトになっています。

そして、「義務」
まずは、提供していただく労力ですが、なかなか想像がつきません。
そこで、
「3帖ほどの小屋は、大人2人で4週末(2人✕2日(16時間)✕4週=120時間)でできる!」
との雑誌の記事を参考に、体積比でこの8倍、のべ約1000時間かかると仮定しました。
(出来上がったあとの今考えても、だいたいあってました)

そして、集まった人数が7人ですから、ひとり最低100時間/年を提供いただく労力としました。

・スケジュール(主に建設の初年度)
スライド6

・ライフサイクルスケジュール(20年)
スライド5

そして、取り決め。
スライド7

2013年6月中旬、この計画を発表し、また上記の前提条件なども皆に説明し、
みなさんの了解を得ました。

6月末までに各自考えて、参加表明をしていただくことになりました。





 

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