前回の設計をもとに作ったパース。

さて、前回ほぼ固まったと思えた家の基本設計ですが、
捨てたというか妥協した部分がありました。
希望をもう一度おさらい。★が妥協した(捨てた)部分。
・港を眺める、全開できる大開口を作りたい
★潮風から車やバイクを守るガレージを作りたい
・木工などに熱中できる工房を作りたい
・できるだけ間仕切りを作らず、大空間で過ごしたい
★海側の遊歩道からの視線を遮る高床としたい
★津波は諦めるとしても、少々の高潮では浸水しない高基礎としたい
★港を見ながらお風呂に入りたい
・セルフビルドの工夫を視覚的に伝える、構造を見せる空間にしたい
・スキップフロアで、気分やテーマごとに居場所を変えるスペースを作りたい
★あわよくば、地の利を活かした飲食店なども開きたい
ブログのメインテーマでもあるガレージを捨ててますねぇ
やっぱそれはいかんでしょう。
で、ガレージを復活させた1Fの間取りがこちら。

真ん中の空間がビルトインガレージです。
もとの間取りと比べてみると、

なんと、リビングがまるまるなくなっています。
そう、リビングは2Fにするという大胆な変更です。
こんどは先に、前回の2Fの間取り。

フリースペースをそのままリビングにしただけ?
との声が聞こえてきそうですが、コトはそう簡単ではありません。
間取り図の上のほう、道路側は天井高が低く、
そのままではキッチンなどを作れません。
道路側からの変更前のパースです。

2Fの居住スペースは海側(つまり向こう側)だけなんです。
実は、隠れた(というか言ってなかった)設計の前提条件があって、
「屋根勾配を4寸(横10に対して高さ4)とする」
が効いてるんです。
なぜ4寸かというと、
特別な足場がなくても施工できること、ほとんどの屋根材が選択できること
雨漏りの心配が少ないこと
これらをバランスよく満たすのが4寸勾配の屋根であり、
かなりのセルフビルダーが選択している(または推奨している)勾配なんですね。
実際、山のガレージも4寸勾配です。

さきほどの新間取りに、2Fの床を加えたものがこちら。

2Fの手前中央がキッチンスペース。
両側にある4寸勾配屋根を全面にしてしまっては、立てなくなっちゃいますよね。
そこでキッチンスペースの天井高を確保するために、
まず柱を立てて、

次に屋根をかけてみます。

キッチンスペースの屋根は10寸勾配、つまり横10縦10の45度勾配です!
足場がいるなら、足場を組めばいいじゃないの。
施工が怖いなら、命綱をつければいいじゃないの。
10寸勾配とかの大きい勾配だと、かっこよくなるのもあるけど、
屋根裏のスペースも大きくなるから
ロフトなんかも作りやすくなるんだよね。
海側はこんな感じ。
ルーフバルコニーの上の屋根裏にロフトがあるのがわかるかな?

視線をロフトの中からに変えてみます。

パースだから真っ白だけど、
ここに海の景色が広がるわけです。
ルーフバルコニーは大きく、約7帖を確保。

ガレージはこんな感じに復活。

全体図。

なんか、
だいぶおうちらしくなった気がしませんか?
子供に家の絵を描かせたら、だいたいこんな屋根を描きますよね。
施工図のほうも、着々と進行中であります。
立面図や、

細かいディテールを指定する矩計図(かなばかりず)も進行中。

家が大きくなった印象ですが、
建築面積は逆に少し小さくなったんですよ。
なぜなら、もとの間取りにあった1Fリビングと2Fフリースペースを統合したから。
さて、がんばって他の施工図も完成させます!
・・・
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さて、前回ほぼ固まったと思えた家の基本設計ですが、
捨てたというか妥協した部分がありました。
希望をもう一度おさらい。★が妥協した(捨てた)部分。
・港を眺める、全開できる大開口を作りたい
★潮風から車やバイクを守るガレージを作りたい
・木工などに熱中できる工房を作りたい
・できるだけ間仕切りを作らず、大空間で過ごしたい
★海側の遊歩道からの視線を遮る高床としたい
★津波は諦めるとしても、少々の高潮では浸水しない高基礎としたい
★港を見ながらお風呂に入りたい
・セルフビルドの工夫を視覚的に伝える、構造を見せる空間にしたい
・スキップフロアで、気分やテーマごとに居場所を変えるスペースを作りたい
★あわよくば、地の利を活かした飲食店なども開きたい
ブログのメインテーマでもあるガレージを捨ててますねぇ
やっぱそれはいかんでしょう。
で、ガレージを復活させた1Fの間取りがこちら。

真ん中の空間がビルトインガレージです。
もとの間取りと比べてみると、

なんと、リビングがまるまるなくなっています。
そう、リビングは2Fにするという大胆な変更です。
こんどは先に、前回の2Fの間取り。

フリースペースをそのままリビングにしただけ?
との声が聞こえてきそうですが、コトはそう簡単ではありません。
間取り図の上のほう、道路側は天井高が低く、
そのままではキッチンなどを作れません。
道路側からの変更前のパースです。

2Fの居住スペースは海側(つまり向こう側)だけなんです。
実は、隠れた(というか言ってなかった)設計の前提条件があって、
「屋根勾配を4寸(横10に対して高さ4)とする」
が効いてるんです。
なぜ4寸かというと、
特別な足場がなくても施工できること、ほとんどの屋根材が選択できること
雨漏りの心配が少ないこと
これらをバランスよく満たすのが4寸勾配の屋根であり、
かなりのセルフビルダーが選択している(または推奨している)勾配なんですね。
実際、山のガレージも4寸勾配です。

さきほどの新間取りに、2Fの床を加えたものがこちら。

2Fの手前中央がキッチンスペース。
両側にある4寸勾配屋根を全面にしてしまっては、立てなくなっちゃいますよね。
そこでキッチンスペースの天井高を確保するために、
まず柱を立てて、

次に屋根をかけてみます。

キッチンスペースの屋根は10寸勾配、つまり横10縦10の45度勾配です!
足場がいるなら、足場を組めばいいじゃないの。
施工が怖いなら、命綱をつければいいじゃないの。
10寸勾配とかの大きい勾配だと、かっこよくなるのもあるけど、
屋根裏のスペースも大きくなるから
ロフトなんかも作りやすくなるんだよね。
海側はこんな感じ。
ルーフバルコニーの上の屋根裏にロフトがあるのがわかるかな?

視線をロフトの中からに変えてみます。

パースだから真っ白だけど、
ここに海の景色が広がるわけです。
ルーフバルコニーは大きく、約7帖を確保。

ガレージはこんな感じに復活。

全体図。

なんか、
だいぶおうちらしくなった気がしませんか?
子供に家の絵を描かせたら、だいたいこんな屋根を描きますよね。
施工図のほうも、着々と進行中であります。
立面図や、

細かいディテールを指定する矩計図(かなばかりず)も進行中。

家が大きくなった印象ですが、
建築面積は逆に少し小さくなったんですよ。
なぜなら、もとの間取りにあった1Fリビングと2Fフリースペースを統合したから。
さて、がんばって他の施工図も完成させます!
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