これまでかかったお金を集計中ですが・・・苦戦中です。

単純にレシートの金額を積算するなら楽なんですが、
ホームセンターなどのレシートや納品書には、資材とも工具ともとれないものや、家庭用洗剤やポテチなどまでごっちゃになってまして~~(笑)


ちょっとこんがらがってきたので、今日は別の記事を書きます。






前回のコラムでは費用面であれこれ言いましたが、
今回は、いかに要望をおうちに反映させるか、です。


一生懸命考えた間取りなれど、なんかモヤモヤしたまま着工になったり、
出来上がったものがイメージと違ったり、はたまた打ち合わせた内容がすっかり忘れられてたり。
みなさんいろいろと苦労されているようです。



ワタシが思うに、


要望が図面に反映されていなかったり、どう反映したのかわからなかったり


これを放置することで施主側と施工側とでイメージがどんどん乖離していき、
いざ着工してトラブルになる、というケースが多いのではないでしょうか。






今回は、漠然とした要望を自分のイメージ通りに図面に反映させる方法について綴ってみたいと思います。

それが、この表を作ることです。
スライド1


左半分を施主側が、右半分を施工側が記入します。
さあ、なぜこれで要望をイメージ通りに図面に反映できるのでしょうか??

まず、施主記入欄から見ていきましょう。

・要望と備考
 ここは、漠然と思っていることを書き連ねていきます。
 具体的なイメージがあれば写真などを添付してもいいですが、はじめておうちを建てる場合、あまり細かく書かないほうが結果的にいいと思います。
 特に、「答え」を書かないこと。
例)
〇開放的な居場所がほしい。
✖大開口の窓をつけてほしい。

 細かく書くと、はいその通りにしました~~で図面が出来上がり、却って設計側のセンスを封じ込めてしまうことになります。その結果、他との統一性というかバランスというか調和が崩れ、ちぐはぐになってしまうこともあるからです。
 たとえば、開放的な居場所の答えとして、大開口の窓ではなく天井を高くするとか、スキップフロアで区切りをなくし遠近感を出すとか、別の答えがあるかもしれないですよね。でも、答えが書いてあると設計者はその通りにしてしまいます。
 
 ちぐはぐな家の原因の一つに、施主があーだこーだ言い過ぎて設計者のセンスを殺しているという側面があると思っています。
 センスある~~と思う建築物は、平面的な間取りがどうこうではなく立体的に空間を区切って(あるいは区切らないで)構築されてると思うんです。さらには家という閉じた空間の外(敷地、隣地の状況や空までも)との繋がり(あるいは遮断)も考えられています。施主があまりに具体的に指示してしまうと、それが前提条件となり調和が崩れます。部屋の(平面的な)広さとかの指示は特に要注意です。
 50帖のリビングがあったって、単なる直方体の閉鎖空間ではただの会議室でしょ?(笑)

 考えてほしい、考慮してほしいことは備考に書いて、要望はシンプルに「なにがしたいか」だけ書きましょう。

・優先度
 要望には矛盾する部分もあると思います。
 上の例では、港からの視線を避けたいといいながら港を見ながらお風呂に入りたいといってます。
 そのとき、この優先度があればどっちを採用しようとか設計者が考えることができます。
 もし、港が見えるお風呂が優先度Aなら、屋上にジャグジーという答えもあるわけです。


次に、施工側記入欄。
ここは、要望に対してどのように実現したかを項目ごとに書き、かつ具体的には図面のどこ??がわかるようになっています。
重要なのは、「設計結果」を空欄にしないこと。
技術的に反映できない、または費用対効果などで意図的に反映しなかった項目については、
「反映しなかった」と明記し、理由を簡潔に書きます。
一番ダメダメなのは、黙って放置すること。

以下に、わたしのおうちではどのように要望を反映したかの例を示します。
たぶん、同じ要望でも私なら俺ならこうしたいってのが出てくるんじゃないでしょうか?

それがあなたのおうちです!
だから俺んちにケチつけるなよ(笑)
道路側がどうみてもちんことか(笑)

スライド2
スライド3
スライド4
スライド5
スライド6
図面に丸数字がついているところが具体的に反映したところです。
図面に反映されない限り、口約束が形になることはありませんが、施主さんは素人ですから黙って反映したってわからないですし、あとでイメージとちがーう!ってトラブルになります。

L/N1の「港を眺める開放的な・・・」の私なりの答え
敷地前からの市道からの視線もありません
窓は全開口で、キッチン・リビング・ベランダが一体となり視界に人工物なしで港と繋げました。
IMG_1709


もちろん、1回で全部合意に至ることはできないでしょう。
でも、この項目はOK、この項目はこうしたいなど、打ち合わせが建設的になり、
また懸案事項を打ち合わせごとに確実に減らすことができます。


要望が項目ごとにどのように解決して、具体的に図面にどう反映されたかを明確にすることで、施主側は安心・納得し、施工側はトラブルを防ぐことができます。





施主のみなさんへ
要望は、図面に落ちなければ絶対に実現しません!

設計・施工のみなさんへ
図面の数字が要望とどうリンクするのか施主に説明しましょう!
また、その説明を営業・現場監督・棟梁と共有しましょう!






言った言わないのトラブルは、施主側施工側両方の負けです。
施主側は不満が残り、施工側は信用を失いその後の受注に響きます。
どちらかというと、施工側に活用してもらいたいツールだと思います。





今日はここまで!
あ~~~~お金の計算まだ続く~~




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