アラフィフ世代なら誰でも、宇宙戦艦ヤマトは、イスカンダル星まで旅をしたお話であることぐらいは知っていると思います。

このお話は2013年に宇宙戦艦ヤマト2199としてリメイクされているのですが、地球からイスカンダル星の距離が変わっています。

原作では14万8千光年、リメイクでは16万8千光年。


これは誤植ではなく、原作が作られた45年前はイスカンダル星があるとされる大マゼラン銀河までの距離が、当時と今では認識が違っていたからです。
「認識」と書いたのは、それぞれの距離はそれぞれの時代の推定のコンセンサスが違うだけで、今でも本当の距離などわからないのです。調べうる最新の推定値は、16万光年±15%となっており、この「±15%」という範囲でさえ「推定誤差」です。

さて、調べうる最新の推定値ですが、何を見ればわかるかというと、
おうちにいよう最強の暇つぶし本に書いてあります。

もちろんWikipediaなどネットでも調べられますが、そのWikipediaに登場する数値の出典元として最多と言っていいほど登場する本です。


その本の名は、








・・・・・






・・・・・






・・・・・






・・・・・






・・・・・






IMG_2133

国立天文台編 理科年表

聞いたことある人もいるかもしれません。
Wikipediaだけでなく、日本で出版されるほとんどの百科事典がこいつの引用です。
百科事典の大親分です。
毎年改訂され、現在もっとも確からしいと評価されている研究結果が集められています。


国立天文台編、とあるので天文学だけの本と思っている人も多いのですが、
天文学以外の目次を一部紹介すると、
・国内の気象観測平年値と最大記録など(気象部)
・種々の物質中における音速(物理/化学部)
・世界の主な大地震・被害地震年代表(地学部)
・動物分類表(生物部)
・桜の開花日(環境部)
・ノーベル賞受賞者・授賞理由(附録)

たとえば、世界の主な地震は西暦1000年、つまり千年前からマグニチュード7.8以上または死者1000人以上の記録が残る全てが載っています。ノーベル賞は、当然創設以来全てです。

地球や木星の重さ(質量)も載ってます。
土星の赤道重力(地球で1キログラムなら、その星の赤道では何キログラム?)も載ってます。
原子や電子の重さも載ってます。


もうね、
人類有史来いろんなえらいひとが調べたり計算したりまとめたりした値が分厚い本にこまけー字でびっしりと載っているんですよ。


でさ、
木星の重さってどうやって測ったの?とかやっているうち、
時間なんてあっちゅーまに過ぎていきます。
究極の暇つぶし。
テレビつけたって、コロナコロナでやっと終わったと思ったら今はいけない旅番組ばかり。
いわゆるコロナ鬱にも最高の処方箋です。


そんな本が、税込み1540円ですぜ。








あ、ひとつ注意点。
ダイエットには不向きです。
これ読みながらポテチなんて食ったら例外なくフォーリンデブです。



次回は、文系向けの本をご紹介。

・・・
面白かった、参考になったらクリックお願いします。
↓ ↓ ↓
にほんブログ村 住まいブログ セルフビルド・ハーフビルドへ
にほんブログ村