ワクチン接種翌々日
だいぶ熱も収まってきました。

さて、いきなり多拠点居住なんてキーワードが出てきました。
友人で、平日の渋谷、休日の伊豆という生活を続けている人がいて、これぞ理想のカタチだよなぁと漠然と思っていました。

都会の喧騒が嫌という理由で地方に移住する人、田舎の退屈が嫌で都会に移住する人もいると思いますが、ワタクシはどちらも大好きです。

都会でしかできないこと、地方でしかできないことってありますよね。どちらか選べと言われたら難しい。両方できたら最高ですが、多拠点居住はカネがかかります。交通費や移動前後は外食が多くなることを考えると倍以上の生活費が必要です。

そこで考えたのが大家業。
普通の大家と違うのは、賃貸経営として利益を最大化することが目的ではなく、

空室になった所(満室なら伊豆)に自分が住めばいい

つまり、同時に複数の家に住めるわけがないので(当たり前か)住んでいないところからは家賃収入を得ることで多拠点居住を持続可能なカタチにすることを目的にしていることです。賃貸で貸す物件は全てマイホーム、自宅としての視点で物件を選定、リノベーションしているということ。
高収益が見込めても自分が住みたくない立地や家だったら見向きもしないw

うおー、イイじゃん
ココ住めたら面白い!!

ってのが全て。

言うは簡単ですが、まずは持続可能な生活が第一。放漫経営で選択肢を狭めるようなことは避けなければ。早速「賃貸経営とは」について情報収集します。

いろんな情報を総合すると、
賃貸需要の見極め
ライフサイクルコストの最小化
が鍵というか賃貸経営の最大の壁と気付きます。築古の入居者募集前のリフォーム、つまり初期費用を抑える手法はいろいろ紹介されていますが、そうじゃないだろう、と。

入居者募集前の初期費用を抑えるには、ライフラインや構造部分でまだギリギリ使えそうなトコロは手を入れないのが常套手段です。つまり、見えない部分。
見える部分、内装とかはケチってもたかが知れてるんですよね。だからみんなキレイにする。

寿命が迫っている「見えない部分」をなおざりにすると入居後にいろいろ壊れてきてその度に割高な緊急工事。入居者が住んでいるので抜本的に配管をやり変えるとかできるはずもなく応急処置が中心となります。そしてまた別のところが壊れていたちごっこ。

これでは手残りなんてありませんよね。
初期費用はある程度かかっても、ライフサイクルコストを最小化するのが如何に大事かと、あまりそこに触れている情報は見当たらないんですが自分はそう解釈しました。

幸い、港の家セルフビルドを通じて、実際には採用しなかった工法や建材も含め、特徴、コスト、工期や耐用年数などの知識もついたし、コンクリート基礎から住宅設備まで住宅に必要な工程を網羅できたのも大きい。建築基準法なども勉強できたし、職業訓練校で体系的な補完もできた。(港の家建設中は「退職を前提とした休職」だったため、受講は退職後、つまり港の家建設後)

・・・

ここで職業訓練校について。
退職者を対象にした6ヶ月の受講ですが、内容は物凄く広く、そして濃い。
セルフビルドという予習がなければ到底ついていくのは不可能です。
セルフビルドで得た断片的な知識や技能の体系化という目的で受講しましたが、本来何年もかけて習得する各技能は半日単位で次工程へ流れていき、技能だけでなく座学、建築基準法や区分所有法などの法律、CADなどの設計実務までどんどん進みます。自身の、既に経験済みや知っていることの「体系化」という目的には最高な環境でしたが、未経験、他業種からの転職ならかなり気合が必要です。

・・・

で、都会と地方の「住みたいところ」選定です。
まず都会。
日本で都会といえば東京と大阪ですが、なんていうのかな、大き過ぎてどこに行くにも電車かタクシーに乗らなきゃいけない。
下町を散歩しようと思ったら浅草へ
ショッピングを楽しもうとしたら表参道へ
銀座線で30分離れてます。
タクシーなら4000円。

で、
注目したのが横浜です。
IMG_9973

この狭い画角に、赤煉瓦倉庫とみなとみらい地区が写ってます。
画角から、おそらく撮影ポイントは大さん橋ホール。
写っていませんが、左側には野球場、中華街、山下公園、その奥には下町情緒溢れる野毛飲んべえ街、伊勢佐木商店街。
そう、ザ・ヨコハマと言えるスポットはほとんど半径2キロ足らずの徒歩圏内にあるんですよ。このエリアには、飲食店なら吉野家からウン万円の高級レストランまで無数にあります。雑貨もアンティークから我楽多までなんでもあれ。港らしく世界中のモノがそれぞれ専門店を構えています。映画館や美術館、遊歩道も無数。フェラーリやランボルギーニのディーラーだってあります。買えんけど。
日替わりでいろんなライフスタイルを演じられるのは都会の特権です。
うん、これぞ大都会!
(というか日本最大の地方都市)
どーしても東京じゃなきゃないものも、電車ですぐです。

このエリアのど真ん中にマンション買っちゃえとカミさん騙して賃貸中のオーナーチェンジでマイホーム第一号ゲット。(伊豆の港の家は第二号)
立地抜群なので賃貸需要は問題ナシ!
ちなみに、まだ空室になったことはなく一度も住めてません、本末転倒?


そして地方。
海、山、温泉は伊豆の港の家。
ただし、ここは賃貸用じゃなかった(当時は民泊活用は考えていなかった)ので、どこかいいところないかと考えていたところ、カミさんの実家にほど近い兵庫県多可町に出会いました。
絵に描いたような古民家が現役で住居として多数現存する里山です。

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ここは、良さが理解されにくい町だと思っています。観光地でもないし温泉もない。高速もないので北近畿の観光地に行く時も通過さえしない。他市町村の兵庫県民でさえ、名前は聞いたことあるけどどの辺かわからないぐらい。

町のホームページには、
ちょっと便利な田舎です、と紹介されてますが、多分なんのこっちゃ?ですよね。
でも、神戸や大阪といった大都市から離れすぎていなく、生活のインフラが最小限整っているって大事です。芸術家なども移住していますが、仕事の打ち合わせって多分都会でしょうし、食料品を買うだけでクルマで数十分とかだとやっぱり支障になる。
そこで、「ちょうどいい田舎」が光って来るわけです。

デザイナーとか無農薬ハーブの栽培とか尖ったスキルで生活している人にとって、古民家に住むということは強力な武器です。ちょっとした料理をインスタに上げる時でも、背景がニトリのテーブルより囲炉裏の方が絶対映える。

問題は、賃貸需要があるか?

まあ、一般的なマーケティングでは全部バツがつくと思います。そもそも賃貸物件どころか不動産屋もない。たまに工場近くにアパートがあるけど、空室も目立つ。それにアパートはその地域で会社勤めしている人向けであり、せっかく広大なフィールドが周囲にあっても活用できないから自分の住みたい家ではない。

何より、普通のアパートはDIYゴコロをくすぐらない。

一方、町の移住定住支援の担当課などからのヒアリングで、移住者は戸建賃貸を希望するケースが多いこと、そもそも戸建賃貸がないことを聞き、まずは試しで古民家1号(マイホーム3号)を取得!
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これが古民家再生の始まりです!
伝統構法で建てられたホンモノの古民家。
めっちゃDIYゴコロくすぐるやん(播州弁)
そして何より、こんな家に住んでみたいじゃん(横浜弁)
賃貸需要に関しては、あるときはある。ないときは全くないw
幸い、現在1〜3号全物件満室稼働です。

現在は古民家4号(マイホーム6号、未改修)まで駒を進めることができました。

あれ?東京の自宅は??
ここはカミさんの社宅なので、持家ではありません。数年後出ることは決まっているんですよ。
都会生活は東京の代わりというかそれ以上の都会(横浜の中心部)がその役目を引き継ぎます。

・・・

もちろん、賃貸中は自分が住むことはできません。自分の好きな時に好きな家に住むことはできません。そのかわり家賃収入が得られることで多拠点居住で持続可能なカタチを自分なりに構築できつつあると満足してます。

余談ですが、取得物件の選定基準が
ココ住んでみたい!!!
で限定してるのが満室御礼に間接的に寄与してるかな、とは思います。家賃の設定も、この値段ならココ住みたい!が基準だし。
不動産投資がやりたいことではないんですよね。
そんなことだから再生のベースとなる物件もそうそう見つからないし、それでいいと思ってます。
おかげさまで満室御礼なので伊豆ですが、ヒマなので今度は民泊化DIYに本腰でチャレンジです!

やりたいことをやるのは簡単です。ただそれが少なくとも経済的に持続可能でなければいつかは終わりが来ます。

好きなことをやり続ける仕組みの構築、
それが壮年期を過ぎた大人がトッププライオリティで取り組むべき課題と考え、それってSDGsそのものだと思っています。

番外編DIY履歴書シリーズ、
とりあえず完
明日からは伊豆港の家で民泊化DIYシリーズです!




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