昨日、終活の一環としてマイビジネスを立ち上げてると紹介しました。

私たちのマイビジネスは民泊業です。
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セルフビルドで建てた海辺のヴィラと、


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地域に残る古民家を再生した家の2軒を運営しています。

民泊を目指していたわけではないのですが、好きなDIYの成果物をどうしよう?から派生したマイビジネスです。

あとで述べますが、経営者の視線で見ればこれは悪手です。民泊や不動産賃貸業は最初の投資額が大きくなるので貸借対照表の資産(固定資産)がデカくなります。
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現金(流動資産の一部)以外の資産がデカいと倒産の確率が上がる、という結論だけ覚えておいてください。

ただ、この資産が新たに買ったものではなく、既にあったものなら逆に強みになります。
新たに買ったということは、現金が減ったということですよね。でも、既にあったものなら現金は減っていないはずです。現金があって稼ぐ手段を既に手に入れているならそりゃあ強いってコトです。

この理屈から、この地をかつて離れ都会で暮らしている人がUターンで帰ってくることを私は勧めています。
幸い、ここ伊豆半島西海岸は民泊需要は強い地域なので、実家を空き家にしていくよりはリノベーションして民泊してみれば?ということです。

私たちは移住者なので、元になる土地も建物もなく全て購入しています。最初に現金を減らしているわけです。最初に述べた通り、経営者目線では悪手です。それでも成立しているんだから既に持っている人が(やり方さえ間違えなければ)成立しないわけはないということです。

話をマイビジネスの立ち上げに戻します。
突然ですが、会社が潰れる時ってどんな時だと思いますか?
それを知っておけば、防ぐこともできるハズです。

赤字を出した時?
借金が膨らんだ時?

いいえ、違います。
シンプルに、現金が底をついた時です。

現金がなくなる時ってどんな時だと思いますか?
それは、資産を買った時と経費を使った時です。

つまり、同じ売上を上げるなら、なるべく資産と経費は少ない方が優秀です。

そして経費のうち、ビジネスを潰す王様が変動費以外の経費、つまり固定費と「その他の経費」です。
変動費はその何倍かの売上に直結しているので仕方ないというか、ビジネスの原動力そのものです。

損益分岐点の計算式を思い出して下さい。
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固定費が分子になっています。
物販など変動費率が高い業種では、分母が小さいので固定費の何倍もの売上がないとそもそも赤字ですよ、ってコトです。

まだ未経験の人がビジネスを立ち上げようとするならば、出来るだけ固定費の少ない業種が向いているというコトですね。たとえ利益が小さくても長く耐えることができ、その間にもビジネスのいろんなことが学べます。

そうそう、「その他経費」ってのもありました。これは何かというと、節税のために使った経費です。

経費を使えば、利益が減ります。税金は利益に対してかかるため、確かに税金は安くなります。

しかし、所得税と住民税で33%であれば、その抑えた税金の3倍の現金が減っていることになります。事業が軌道に乗って収益が安定していればまだいいのですが、創業期のヒヨッコがするものではありません。

当然、金融機関の評価も下がります。
先に、倒産とはシンプルに現金がなくなることと示しました。事業ですから一時的に現金が心許無くなることもあるでしょう。金融機関の評価が高ければ運転資金を借りることもできますが、低いと見放されます。

三流の経営者は税金を気にする
二流の経営者は利益を気にする
一流の経営者は、資産の構成を気にする

税金、利益は損益計算書(P/L)に出てくる項目です。
一方、資産の構成は貸借対照表(BS)に出てくる項目です。P/L思考かBS思考か?
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私も最初はこの意味がさっぱりわかりませんでしたが、今では5年後10年後の貸借対照表を目標に上げて、それに向かって今期何をする?という思考に変わりました。終活ステップ2でどういう貸借対照表になっているのか?です。

マイビジネスを立ち上げようとするならば、
1 固定費を抑え、
2 無駄な経費を使わず、
3 なるべく資産(特に固定資産)を持たない

ことに注意して事業計画を立てて下さい。
資産を増やすのは、マイビジネスを軌道に乗せた後です。

この3つを満たす事業の代表格はIT事業です。パソコンひとつで自宅でできる、ってやつですね。
ただし、ITで売上が安定するには時間がかかります。例えば、YouTuber などから受託する動画編集事業などは、無名なうちは単価も低く時給は数十円なんて話も聞きます。

しかし、サラリーマンの副業でやるなら生活費は本業で賄えるでしょうし、名が売れてくれば時給数万円も夢ではありません。
それに、現金がゼロになるまではビジネスの世界で戦っていることになり、戦っている間はどんな高額なセミナーよりも多くのことを学べます。たとえ最初のネタで芽が出なくても、次のネタでいきなりバグることもままあります。

社長賞取っても年収が1割も変わらないサラリーマンより夢があると思いませんか?

年齢とともにアタマが硬くなってくると、名が売れる前に寿命なんてことにもなります。
ぜひ一日でも早くマイビジネスを軌道に乗せられるよう、一日でも早く起業して下さいね!

今日はここまで!






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