日本におけるグレートリセットは、すでにフェーズ2が進行中です。
ことあるごとに自分のスモールビジネスを持つことを推奨していますが、これはもう一部のイシキ高い系の話ではなくて、もう全員に必要なんじゃないかと感じています。

今回は、老後資金の確保というか、老後破綻の回避に絞ってお話しします。
(カミさんよく聞いとけよ!)

結論から先に言います。
これからの老後資金の確保は、資産収入の確保一択です。

グレートリセットフェーズ1は、2000年頃に訪れました。
人口ボーナス期から人口オーナス期への移行です。
オーナスとは、負担、負荷といった意味があります。人口オーナス期とは、少子高齢化により、社会保障費を稼ぐ現役世代の割合が減り、公的年金では全てを賄いきれない状態への移行です。

公的年金だけでは暮らしていけない世の中で、老後資金確保には、次の3通りがあります。
1.現役労働期間の延長
2.資産(貯金)の切り崩し
3.資産収入の確保

政府は1.現役労働期間の延長を進めていますが、残念ながら限界があります。
高齢になり自身の生産性が最低賃金を下回ると、そもそも雇ってもらえないです。
雇ってもらえても、当然時給は低く長時間労働を強いられます。
無資産ではこの1.を選択せざるを得ないですが、正直地獄の道だと思います。

残るは2.と3.です。
これまではどちらかが選べました。
なんだ結局はカネモチだけの話かよ!って短絡的にならずに最後まで読んでくださいね。


そして2020年代になり、グレートリセットフェーズ2が進行中です。
前回の記事で紹介したように、インフレがこれまでの常識を通用しなくしています。
具体的には、2.の資産(貯金)の切り崩しが通用しなくなりました。

老後2000万円問題ってのがありましたが、要は2.資産の切り崩しの話でした。
3行に要約すると、
・老後の家計は、公的年金だけでは月5万円の赤字
・年にすると60万円の赤字
・老後を30年間と仮定すると、2000万円自分で用意しとけ
です。まさに資産の切り崩しのお話。

しかしこれは2019年時点での試算。
この直後、2020年代になりとうとう日本にもインフレの時代がやってきました。

未だ多くの人々は物価が2010年代までの水準に戻ることを期待していますが、おそらくたぶん絶対無理です。
エネルギーと食糧を輸入に頼るこの国では、いずれ物価は世界基準に収束します。
ビッグマック指数を取り上げるまでもなく、まだまだ世界標準に比べてこの国の物価は安いんです。

仮にインフレ率を年3%にすると、切り崩しに必要な資産は3000万円以上。
これだけのカネをもってしてやっと現在の生活水準を維持するだけになります。
夢がないですよねぇ。

AIに聞いてみたら、60代の金融資産保有額の平均値は2000万円ですが、中央値は750万円。60代は最もカネある世代ですが、3000万円以上となると上位20%だそうで。
上位20%しか、月25万円の暮らしを実現できないことに驚きます。

で、
残る選択肢は3.の資産収入の確保です。

さて、ここでいう「資産」とは何でしょう???

資産というと、預金や株式、債券、投資信託、不動産などがすぐに思い浮かびますが、これは狭義の資産です。
「金持ち父さん、貧乏父さん」の定義を借りると、資産とはあなたのポケットにお金を入れてくれるもの。反対に、あなたからお金を奪うものは、たとえ財務表で資産の項目であってもそれは負債です。
マイホーム、マイカーなどが負債にあたります。

そしてこの「資産」は、現金を使って買うものと思っていませんか?
「資産」は自分で作ることが可能です。
そう、この「作る資産」こそがあなたのビジネスです。


スーパーである魚が100円で売っていたとします。つまり市場価値が100円ということ。
漁師さんから直接買えば70円です。
漁師さんから買って小売すれば、あなたの手元には差額の30円が残ることになります。

しかし、これを実現するには、
・開業に必要な法的な許認可の取得
・漁師さんとの契約
・継続反復的な買付
・保管のための冷蔵庫や冷凍庫の確保
・売るための店舗やネットショップの開店
・顧客や販路の開拓
・経営の財務や税務の知識
・請求書や領収書の発行などの事務
・税金や社会保障料の計算事務
などなどの仕組みを構築しなければなりません。
この仕組みこそが「資産」です。

業種業態にもよりますが、多額の資金を投じる必要がある場合もあります。
その場合は、銀行など金融機関との取引も必要になります。

でも、それほど資金が必要ないものもあります。
たいていの場合、資金の代わりに必要なのは「信用」です。
例えばコンサル業などは、パソコンひとつで開業可能ですが、信用がなければそもそも誰も仕事を依頼してくれません。
そして、その「信用」は一朝一夕で構築できるものではなく、長い下積みが必要です。

下積みと言っても、滝の下で修行するわけではなく、基本的に以下の流れです。
・SNSなどのフォロワーを増やす
・友人やSNSのフォロワーなどの課題を実際に解決して、実績を積む
・解決の様子をSNSでアピールして、実力をアピールする
・上記を繰り返し、リピーターを増やしていく

年月を経てあなたの「信用」は積み上がり、軌道に乗ればそれが「資産」です。
問題は、軌道に乗るまでの間は収入がほとんどないこと。自身の生活費が固定費として家計を圧迫します。
しかし、これを会社員の副業として始めたらどうでしょうか?
信用=資産が積みあがるまでの生計を支えてくれます。

起業なんて、ごく一部のイシキ高い系の話でしょ?自分にはカンケーない。
大多数がそう思ってるうちが花です。みんなやり始めたら、それこそレッドオーシャン。グレートリセットフェーズ3を乗り切る方法は、、、少なくとも今より困難なことは確かでしょう。


偶然ですが、私の友人がたった今、自分のビジネスを立ち上げました。
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遊漁船です。ようこそ、自分で付加価値を作って売る世界へ!!

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一緒にグレートリセットフェーズ2を乗り切っていきましょう!

今日はここまで!





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